最新ニュースNews

  • 201303シンガマレーF

2013年3月13日からシンガポールとマレーシアのスタディツアーを開催しました

■■■1日目■■■
昨日の朝からマレーシアのクアラルンプールに、スタディ・ツアーの参加者の皆様と来ています。この旅行の詳細は、来月の日経マネーでも特集される予定ですが、初日から予想を上回るエキサイティングなものになりました。

現地でS&Sインベストメンツの岡村聡さんと合流。この日一日だけで、4か所の物件を視察しました。

写真(左)はモントキアラというクアラルンプールの中心部から少し離れた住宅街のコンドミニアムの屋上です。こちらの物件は部屋も個性的なデザインが多くセンスが良いと感心するのですが、それ以上に付帯施設が充実しています。

ほとんどのコンドミニアムにはプール(それも25m以上が多い)があって、この写真のようなスカイウォークがあったりします。サウナやジム、パーティルーム、BBQスペースなども当たり前のように装備されているのです。

ちなみにこのコンドミニアムは1平方メートル単価で30万円くらい。50平米の単身者向きのものであれば、1500万円で購入できます。日本では、この値段では見たことのないようなスペックです。

それ以外にも、パビリオンやトロイカという超一流物件や、これから大規模に開発が始まるエコシティといった物件(あるいはモデルルーム)を見学しました。

夕方には全員で視察のレビューを行い、投資についての注意点やポイントを岡村さんと私から説明しました。参加者の方からは「目からウロコ」「日本で不動産買うのはやめた」といった、コメントがありました。やはり現実を目の当たりにすると考え方にも大きな影響があるのです。

この日はそのまま懇親会に入り、マレーシアの不動産事情から、果ては、なぜかさわかみ投信の運用体制と運用方法についてまで(!)、幅広い金融裏話に花が咲きました。メンバー同士が打ち解けて仲良くなれるのも、ツアーの魅力です。

マネー誌では、「賃貸か持ち家か」という特集が良く組まれます。しかし、海外不動産を視察して思うことは、日本の中で買うのか買わないのかを考えるのではなく、グローバルな視点でより大きな選択肢を持つべきだということです。

日本に買うか、海外に買うか、それとも買わないか。

なぜ、不動産を購入するというと、日本のマイホームしか考えられないのか?外から日本を鳥瞰することで、今まで見えなかった当たり前の視点を手に入れることができます。

今日はシンガポールに移動して、また午後から物件視察を続けます。「選択の自由」を手に入れて、閉塞感に悩むのではなく、未来を自分で変えていく。スタディ・ツアーは知識や情報を得るだけではなく、マインドセットを変える大きなインパクトがあるのです。

■■■2日目■■■
昨日から、シンガポールに来ています。クアラルンプールからは飛行機で1時間足らず。イメージとしては、大阪から東京に来た感じです。しかし、2つの都市の格差はあまりに大きいのにびっくりです。

ランチに入ったのはシンガポールの目抜き通りにありマンダリンオーチャードという場所のカッターボックスという高級店でしたが、写真のチキンライスが2200円。クアラルンプールのフードコートの200円のあんかけそばが懐かしくなりました。

不動産の価格も天井知らずです。4つの物件を見学しましたが、どれも1㎡あたり100万円以上。100㎡の物件なら1億円以上です。オーチャードなど中心部に入るとさらにこの2倍から3倍。普通に仕事をしている日本人ビジネスパーソンには手が出せない価格帯になってしまいました。

しかも外国人が居住用物件を購入する際には税金が18%かかります。1億円の物件なら1800万円の税金!これもかなり重くのしかかります。

現地の不動産価格が上昇しているのももちろんですが、為替も大きく影響しています。シンガポールドルが米ドルに対しても強くなっているので、対円ではさらに円安になっているのです。

今や、シンガポール不動産のメインプレーヤーは外国人では中華系とアラブ系。日本人はお客さんとしてあまり相手にされていない印象を受けました。

シンガポールの不動産は投資対象として見ると、個人的にはあまり魅力を感じませんでした。想定賃料から計算したグロスイールド(賃料と購入価格で割った単純利回り)で4%前後。管理コストなどを入れれば利回りは2%前後。中心部の高額物件になれば、利回りはさらに低下してほとんどゼロです。

では、なぜ買う人がいるかと言えば、ロンドンやニューヨークと比較した割安感です。グローバルに不動産投資をしている人たちは、世界の主要都市の物件価格を比較し、超高額物件に投資しているのです。シンガポールは欧米の他の都市よりは安いという訳です。

そして、物件価格は今後も上昇すると考えている。だから今のうちに購入という人が多いのです。

日本人から見ると、日本の六本木界隈の価格より高いシンガポールの不動産価格はどうも受け入れにくものがあります。クアラルンプールの後のせいもありますが、利回りから見ても割高に見えてしまうのです。

ニューヨークやロンドンより割安と考える人がいるシンガポール

東京やクアラルンプールより割高と考える人がいるシンガポール

どちらが正しいかはわかりませんが、東京の相対的な立ち位置が低下していることは、わかると思います。

外から日本を眺めることで、様々な視点が得られ、見えなかったものが見えてくる。クアラルンプールから見る日本と、シンガポールから見る日本は随分違う風景です。

今日はこれからシンガポール国境を越えて、ジョホールバルに向かいます。シンガポールの10分の1の価格と言われる可能性のあるエリア。イスカンダル計画が希望の未来なのか、それとも絵に描いた餅なのか・・・。マレーシア不動産投資の「ギャンブルエリア」をしっかり視察してきます!

■■■3日目■■■
シンガポール・マレーシアのスタディ・ツアー3日目です。シンガポールからバスで国境を越えて、再びマレーシアに陸路で入りました。シンガポールは東京23区くらいの面積の島ですが、その北側に2本の橋がかかり、マレーシアのジョホールバルと陸路でつながっているのです。

このジョホールバルという地域が、シンガポールとの連携が深まることによって、大きな発展を遂げるのではないかと期待されています。

JJ Brightsの木藤社長にお願いしました。現地で起業してもう2年。ご自身もジョホールバルに数件投資をしているという、信頼のおける方です。

ジョホールバルにはイスカンダル計画というプロジェクトが進行しています。20年がかりで街を作るという、多摩ニュータウンの巨大版のような壮大な計画です。最終的にはシンガポールから地下鉄で直結し、道路網も整備して、広大な土地を使ってシンガポールの成長の限界を突破する役割を担うことを目的にしています。

この日も精力的に物件を見て回ったのですが、シンガポール人を中心とする、ジョホールバルフィーバーに圧倒されました。

モデルルームはどこも盛況で、物件は完売がほとんど。それも完成が3年後、4年後という物件です。極端なものになるとモデルルームや説明の資料さえ作っていない物件もあります。それでも買い手が殺到し、バーゲンセール会場のように売れていくのです。

写真(右)のように造成すら終わっていない一戸建ての模型に次々に「Sold Out」の文字が張られていきます。現地を見ると、更地だったり、まだ沼のままだったりします。

ジョホールバルの物件の価格はシンガポールの中心部の10分の1。わずか1kmの国境を渡るだけで対岸の物件の価格の3分の1になると言われています。

イスカンダル計画によってマレーシアの国境地帯がシンガポールと一体化していくことになれば、ジョホールバルの不動産価格は数倍に急騰する可能性もあります。そこで日本人を含めた外国人も積極的に投資しているという訳です。

計画通りになれば、成長経済の素晴らしいモデルケースになりますが、途中でとん挫すれば、日本でも以前あったような原野商法になりかねません。

モデルルームに家族で押しかける人たちを見ながら、40年前の日本列島改造論に沸いた、日本の風景を思い出しました。マレーシアの10年後はどうなっているのでしょうか?

本当に住むつもりの現地人はともかく、投資で購入する人にとっては、プロジェクトの成否に賭ける、スリリングな不動産投資です。

物件価格2000万円をプレミアムとして支払う、不動産のコールオプションとでも言えばよいでしょうか。もし計画がうまくいったとしても、物件選択の巧拙が投資の成果に大きく影響します。専門家に相談して慎重に物件選びを行うことが極めて重要です。




  • 201303シマ2

H.I.S. 内藤忍と行く!3泊5日シンガポール・マレーシア海外不動産視察ツアー

2013年3月13日よりH.I.S.さんとのコラボレーションでスタディ・ツアーを開催いたします(先着順20名様)。S&S Investments社岡村氏と私に加え、現地のスペシャリストも加わって、少人数で質の高いツアーをご提供いたします。




旅の連載『Viaggio』に「志摩観光ホテル」の対談記事がアップされました

旅の連載『Viaggio』に「志摩観光ホテル」の対談記事がアップされました。鮑(あわび)と伊勢海老。伝統の味を守り、革新を生み出す2人のシェフの料理への情熱をお楽しみください。

第1部
http://viaggio19.com/h00000801/v1.html

第2部
http://viaggio19.com/h00000801/v21.html

第3部
http://viaggio19.com/h00000801/v31.html




転職サイト『DODA(デューダ)』にインタビュー記事が掲載されました

転職サイト『DODA(デューダ)』にインタビュー記事が掲載されました。セルフブランディング術について語っています。

詳細はこちら
http://doda.jp/finance/interview/01.html




『週刊エコノミスト』2013年2月26日号に記事が掲載されています

2013年2月18日発売の『週刊エコノミスト』2013年2月26日号で、これからの資産運用について2ページの記事が掲載されています。

『週刊エコノミスト』のホームページはこちら(現在発売号が表示されています。)
http://www.weekly-economist.com/