プノンペンは、前回来た半年前より着実に進化していました。

イオンモールは開業から1か月。日本の地方で見るものと大きな違いはありませんが、プノンペンののどかな街に突然現れる、あの独特の色のロゴはインパクトがあります。平日のモール内は、それほど混雑していませんでしたが、ここだけは雑然とした市街地とは別世界。

コンドミニアムの建設も着々と進んでいます。昨年はまだ、工事現場の外部に取り付けられたスリリングなエレベーターで最上階まで登っていた「デキャッスル」は、美しいエレベーターが建物内部に完成し、内装も着々と進んでいます。9月には入居が始まる予定です。

デキャッスル以外にも、新しいプロジェクトをいくつか見学しましたが、どれもクオリティが高く、日本の物件と内装のセンスなどは遜色ないレベルです。今回のスタディ・ツアーでも現地を視察した新しく建設されるコンドミニアムについては、下記の画面でもご紹介しています。

今回の視察で感じたことは、カンボジアの将来に対する大きな期待です。プノンペンの発展ぶりは、想像以上でこれからさらに開発が加速していく可能性が高いと感じました。

とは言え、新興国の不動産投資には、高いリスクがあります。国内で投資するよりも高いリターンを期待するのですから、リスクが高くなるのはマーケット原理からして自然なことです。

カンボジアのような新興国への不動産投資にネガティブな意見の中には、「前例がない」のを理由にしている人がいます。

カンボジアには10年以上経過したコンドミニアムがありません。今、新築で購入しても5年後、10年後どうなるかは、前例がない。もしかしたら、劣化が激しく、市場価値が落ちるかもしれない。あるいは、将来の売却時の流動性に問題があるかもしれない・・・。様々なリスクがわからないから投資しないという意見です。

「前例がないから、やらないのか」それとも「前例がないからこそ、やってみるのか」は、まったく対照的な考え方です。

将来の不確定なリスクに対して、どのような判断をするかは、個人投資家の判断ですが、私は失敗しても良いと思える範囲のリスクであれば「前例がないからこそ、やってみる」ことに大きなチャンスがあると思っています。カンボジアをはじめとする新興国には、前例がないことに対するマーケットからの超過リターンが眠っていると考えるからです。

カンボジアは、投資適格格付になっていない小さな国です。大手の銀行の資金量がわずか2000億円程度ですから、日本の信用金庫よりも小さいレベルです。投資をするのにはそれなりの覚悟が必要だと思います。しかし、だからこそ想像を超えた大きな可能性が見えてくるのだと思います。

すべてのリスクを完全に把握して投資判断することは不可能です。しかし、スタディ・ツアーでは厳選された現地のパートナーに厳選された物件を紹介してもらい、出来る限り客観的な視点を提供できる仕組みを作るよう努力しています。最大限の判断材料を提供して、納得できる判断をしていただくのが目的です。

次回のスタディ・ツアーは、10月に再びカンボジア、そして11月にフィリピンを予定しています。毎回素晴らしいメンバーに恵まれて、楽しく充実したツアーになっています。今年の年末にかけてのツアーも今から楽しみです。

☆現在募集中のツアーはこちら(2015年3月13日出発タイ(バンコク、シラチャ))
http://asset-design.jp/news/?cat=8

☆コンドミニアムのご紹介はこちら
http://investment-cambodia.asia/campaign/collaboration/